サーチナ
買い戻し集まり香港株反発、大陸株は小幅続落
2008年11月21日(金) 18時32分
21日の香港株式市場は反発して週末を迎えた。ハンセン、H株の両指数は5日ぶりに反発した。国内外の株安と米経済指標の悪化などの悪材料を受けて、売り込まれて取引が始まった。しかし、売り一巡後は連日の下落を背景に、値ごろ感の出た銘柄に買い戻しの動きが強まった。「週末を前に中国で利下げが実施される」との観測が広がったことも支援材料。銀行、保険、通信、不動産など時価総額上位のセクターが買い進まれ、指数を押し上げた。
この日の主要指数は大幅安で寄り付き、ハンセン指数は12000ポイントを割り込み、11800ポイント台で取引が始まった。朝方からはもみ合う展開だったが、現地時間12時を前に買い圧力が急速に強まり、ハンセン指数は一時、13000ポイントを上抜けた。後場に入ると、やや売りが混じったが、主要指数は高値を維持して引けた。
ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(00941)が3.05%高、HSBC(00005)が1.91%高と大幅反発した。長江実業(00001)が2.68%高、恒基不動産(00012)が4.53%高、新鴻基不動産(00016)が2.56%高と香港不動産セクターも買い戻された。利豊(00494)が8.45%高、中国海外発展(00688)が7.31%高、中銀香港(02388)が7.80%高とそれぞれ買い進まれた。
H株指数構成銘柄は中国建設銀行(00939)が6.12%高、中国工商銀行(01398)が2.13%高、中国銀行(03988)が5.94%高、中国人寿保険(02628)が3.36%高、平安保険(02318)が3.47%高などと時価総額の大きい銀行、保険セクターが軒並み反発して指数を押し上げた。このほかでは中国建材(03323)が23.71%高、馬鞍山鋼鉄(00323)が14.97%高、鞍鋼(00347)が9.34%高などと素材セクターが急伸した。
中国大陸株式市場は続落。前日の米株安や根強い国内の景気後退懸念から前場は全面安の展開となった。後場に入ると、週末の利下げ観測が強まるなか、香港株の急反発につられる形で買い戻され、上海総合指数は一時上昇に転じる場面もみられた。ただ指数が伸び悩む場面で上値の重さが嫌気され、結局小幅に下げて引けた。「上海浦東発展銀行が8億株の増資を行う」と伝えられ、銀行株が安い。セクター全体に受給悪化懸念が広がった。(編集担当:井上雄介)
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