2008年 5月16日(金) 20時51分
【中国】嫌中・反日バトルに異変、地震記事で目立つ応援と感謝
ヤフー(Yahoo!)ニュースが設けている読者による感想の書き込みで、異変が起きている。これまで日本人によるとみられる中国を非難する書き込みと、応酬する中国人によるとみられる書き込みが減り、被災者の救出を祈る書き込みと、それに対する感謝が増えている。【そのほかの中国での地震に関する写真】
同書き込みでは、中国から輸入された冷凍ギョーザに含まれていた農薬成分により日本で中毒患者が発生した事件が1月に表面化してから、中国を非難する書き込みが激増した。
3月にチベットなどで暴動が発生するとと、書き込みの過激さはエスカレート。一方、中国人とみられる読者も、チベットは中国の一部分だなどとする「反撃」を開始し、戦争をほのめかす論調まで登場した。一部に、口汚いののしり合いをたしなめる書き込みはあったが、嫌中・反日の対立は続いた。
しかし5月12日に地震が発生し、深刻な被害が伝えられるにつれ状況は一転。「自分は中国が嫌いだ」としながらも、今回の地震は「話は別」として、早期救出を願うとする意見や、1995年の阪神淡路震災で大きな被害を受けた神戸市民と自己紹介して、生き埋めになっている人の救出を祈る書き込みもある。
一方、中国人によるとみられる書き込みには、応援する日本人の意見に感謝するものが増え始めた。日本からの救援隊のニュースが出始めてからは、「救援隊だけには反日感情をぶつけないでほしい」という日本人側の意見に「命を助けに来た救援隊に腹を立てるなどとんでもない。感謝するだけです。」との応答があるなど、書き込みを通じたコミュニケーションも増えている。
また、被災地や被災者をからかうような書き込みに対して「日本人として恥ずかしい」とする意見や、「救援隊は最精鋭だが、もっと人数がほしい。自分は日本人だが、なんだかあせる」とする書き込みもある。
写真は日本企業から届いた救援物資。中国新聞社が北京税関で撮影して配信。検査も取り急ぎ行われたという。(編集担当:如月隼人)
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