2008年 5月16日(金) 17時47分
【中国】米材料浮上で香港株上昇、大陸株は小幅続落
16日の香港株式市場は上昇。H株指数は続伸して引けた。前日の米株続伸や、原油先物価格の下落など米国の材料を基に買いが集まった。四川省の震災による復興特需が見込まれるセメント、建材などのセクターが続伸したほか、海運、エネルギー、素材などそれぞれのセクターに個別の材料が集まって、買い進まれた。
主要指数は高値で寄り付いて取引が始まった。朝方は売られる動きが目立ったが、前場中盤に差し掛かると急反発。短時間で200ポイント以上値上がりした。しかし、その後買いは続かず、売り買いが交錯。特にハンセン指数は大引けにかけて下げ主導で推移した。
ハンセン指数構成銘柄は時価総額上位の中国移動(0941)が1.36%高、HSBC(0005)が0.44%高と反発して指数を押し上げた。長江実業(0001)が3.29%高、新世界発展(0017)が1.25%高、信和置業(0083)が0.96%高など不動産セクターも一角が値上がりした。銀行、小売のセクターも上昇して引けた。
H株指数構成銘柄は、原油安が精製部門の不振緩和につながるとの見方から、中国石油化工(0386)が3.09%高、上海石油化工5.06%高、中国石油天然気(0857)が3.4%高と石油セクターが好調。被災地の復旧作業で特需が見込まれる安徽セメント(0914)が3.01%高、中国建材(3323)が2.37%高とそれぞれ続伸したほか、バラ積み船の国際運賃指標、バルチック指数が高値を更新したことで海運セクターが大幅高となった。
中国大陸株式市場は小幅続落。大手行の交通銀行(601328)が大口投資家に設定した株式売却を制限するロックアップ期間が終了し、時価総額約1000億元に上る大量の株式が本日から流通可能となったことから、需給悪化を懸念する売りが広がった。(編集担当:井上雄介)
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