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2006年 2月 7日(火) 18時41分

決算のみどころ:日本郵船、コンテナ船部門の収支に注目


 日本郵船<9101>が9日に発表する2005年度第3・四半期連結決算は、コンテナ船
部門の収支悪化が一部で見込まれているものの、円安等が悪材料を吸収し、計画線上の着
地が想定されている。

 UBS証券のアナリスト、原田潤氏は、1月26日付のレポートで、日本郵船の第3・
四半期の経常利益は380億円、前年同期比18%減と予想している。最大の注目点はコ
ンテナ船部門の収支動向。同氏は「11月のアジア発北米向け航路の消席率(船腹利用率
)は、前年同月比11%悪化の77%にまで低下した。さらに、運賃のボラティリティの
高い欧州航路では、11─12月以降、スポット運賃が10%近く下落していると推定さ
れる」と指摘。「コンテナ船部門の利益は全体の2割程度に過ぎないことに加え、下期の
会社側の為替想定が1ドル110円であるため、これだけの理由で通期の会社計画が減額
されることはないだろう。しかし2006年度の収益リスクを示唆する決算となる可能性
が高そうだ」としている。
 岡三証券のアナリスト、宮本好久氏は、市況について「良いところと悪いところが混在
しており、結果的に今期見通しには影響はないと思われる」との見方を示す。他方、「米
国は個人消費が相変わらず好調で雇用情勢も良いので、コンテナ船の荷動きは予想以上に
良い。息が長い好調な状態が続いているとの印象を受ける」と指摘している。
 日本郵船株は7日、1月30日に付けた昨年来高値893円を更新した。市場関係者の
間では「原油価格の上昇を背景に燃料費が足かせになるが、それ以上に荷動きが良いと聞
く。円安傾向も追い風だ」(準大手証券エクイティ部)との声が聞かれている。
 
 ロイターエスティメーツによる主要アナリストらの2006年3月期予想の中央値は、
売上高が前年比14.6%増の1兆8416億円、営業利益は同2.4%減の1574億
円、経常利益は同1.5%減の1524億円、当期利益は同30%増の927億円となっ
ている。

  連結業績    売上高   営業利益  経常利益  当期利益
 2005年3月期   1,606,098 161,375 154,803 71,326 
 2006年3月期   1,840,000 155,000 150,000 92,000
 2007年3月期   1,950,000 168,000 160,000 95,000 
 -----------------------------------------------------------
2004年4-12月期 1,188,775 122,409 116,746 52,701

 *単位は百万円
 2004年4-12月期と2005年3月期は実績
 2006年3月期は会社側予想
 2007年3月期は東洋経済新報社予想
 
 (東京 7日 ロイター)
 
 


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