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2006年 2月 7日(火) 18時53分

UPDATE1: 富士通、06年度デバイス事業の営業損益はブレークイーブンを予想


 [東京 7日 ロイター] 富士通<6702>の小野敏彦取締役専務(電子デバイスビジネス担当)は事業戦略説明会を開き、半導体などのデバイス事業であるデバイスソリューションの営業損益について、2006年度にはブレークイーブンになるとの見通しを示した。同事業の2005年度の営業利益率見通しは3.6%。大口径300ミリウエハー工場への投資負担から、06年度の利益率は低下するという。ただ、2007年度には5%の水準まで回復する見通し。
 
 同社は、三重工場敷地内に300ミリ対応のシステムLSI生産工場として第1棟と第2棟の2工場を建設し、合計で約2800億円投資する。第1棟は05年9月量産出荷開始、第2棟は07年7月量産出荷開始予定。
 
 会見した同社の小野専務は、デバイスソリューションの営業損益について「06年度には、300ミリ工場の償却負担などがあるため、ブレークイーブンまで下がる」と述べた。ただ、「07年度には5%レベルまでに引き上げる」としていた。さらに、小野専務は「営業利益率は、最終的には20%ぐらいを狙いたい」との見解を示した。

 同社は、システムLSIに経営資源を集中して収益力を強化する。海外半導体メーカーなどからの生産受託によるファウンドリー(受託生産会社)事業の拡大にも取り組む。
 ファウンドリーでは、設計や検証を顧客と共同で行うことで高い歩留まりを実施しているという。小野専務は「グローバルで20社以上の顧客がいる」としたうえで、「インド、中国、イスラエルなどの企業を入れると、もっと増える」と述べた。
 
 最先端となる微細な回路線幅45ナノ(ナノ=10億分の1)メートルを使用した製品について、小野専務は「2010年が45ナノメートルの製品化の時期」と述べた。さらに「45ナノメートルに進むときは、新しいファブ(工場)を建てることを意味している。ただ、(工場建設は)単独か、どうかも含めて、いろんなケースが考えられる」との見解を示した。一方で、小野専務は「45ナノメートルになると、開発負担が大きくなり、投資を回収できる顧客は少ないだろう」とみていた。
 
 日立製作所<6501>、東芝<6502>、ルネサステクノロジの3社は、最先端半導体の共同生産に向けて企画会社を設立した。こうした国内半導体メーカーによる共同ファブ構想に対して、富士通の小野専務は「彼らのビジネスモデルが分からないので、答えられない」と述べた。さらに「富士通の姿勢としては、過去、現在、未来も加わることはない」と強調した。
 
 


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