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2003年12月17日(水) 16時4分
SARS関連銘柄が高い、台湾での患者発生で、マスク、検査キット、界面活性剤などの銘柄が高い
台湾の衛生省は17日、台北の男性が新型肺炎のSARS(重症急性呼吸器症候群)に感染していたことを発表、これを受けて関連銘柄が買われている。
関連銘柄は以下の通り。
栄研化学 <4549> は遺伝子増幅法「LAMP法」を用いて、SARSコロナウイルス遺伝子を約20分で確実に検出する試薬の開発に成功したことを発表。流行の重なることが懸念されるインフルエンザウイルスと区別して判明することが出来るというもので、11月末に厚生労働省に対して製造承認申請を行っている。モリテックス <7714> も関連株で栄研化とともに急騰。宝ホールディングス <2531> も検査キット関連株とみなされている。
また、確実なSARS予防策が見当たらない状況で、マスク関連株も重要。日本バイリーン <3514> 、川本産業 <3604> 、ニチバン <4218> 、興研 <7963> 、重松製作所 <7980> が大幅高となっているほか、ホギメディカル <3593> 、ロート製薬 <4527> 、日本医薬品工業 <4541> 、小林製薬 <4967> 、日本光電 <6849> 、小津産業 <7487> 、ユニ・チャーム <8113> などもマスク関連銘柄。他にはうがい薬「イソジン」を手掛ける明治製菓 <2202> といったところもあるが反応薄。あとは体温計のテルモ <4543> 、オムロン <6645> 、感染防止用減圧設備として日立プラント <1970> 、日本エアーテック <6291> 、荏原実業 <6328> 、千代田化工建設 <6366> なども挙げられる。
また、国立感染症研究所の研究で、せっけん、台所用洗剤などに含まれる界面活性剤が、SARSウイルスの消毒に有効であることが明らかになった。そこで界面活性剤を生産する第一工業製薬 <4461> が大幅高。ほかには東邦化学 <4409> 、日華化学 <4463> も界面活性剤の大手メーカーだが反応せず。
SARSの国内上陸を未然に防止するために、成田空港をはじめとする国際空港では赤外線を使って体温を調べるサーモグラフィーが導入されている。これを手掛けているのが日本アビオニクス <6946> の非接触型のサーモグラフィーであり、株価も急騰。
SARSはインフルエンザと初期症状が似ていることから、インフルエンザに対する予防、治療も重要になる。インフルエンザのワクチンと検査試薬を手掛けるのがデンカ生研 <4561> で値を上げている。中外製薬 <4519> はインフルエンザ治療薬を生産しており、今シーズン(10〜3月)の供給量は前シーズンの2.4倍供給することを明らかにしていた。他にはインフルエンザの検査キットを手掛ける富士レビオ <4544> やシスメックス <6849> などがある。
[ 株式新聞ダイジェスト ]
提供:株式新聞社
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