時事通信社
ドル93円台前半=ビッグスリー救済の行方注視〔東京外為〕(3日午後5時)
2008年12月 3日(水) 17時18分
3日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、ビッグスリー(米3大自動車メーカー)救済の行方や米景気先行き懸念を背景に売り買いが交錯し、横ばいとなった。午後5時現在は1ドル=93円28―31銭と前日(午後5時、93円26―29銭)比でほぼ横ばいの水準。
前日、米議会へビッグスリーの再建計画が提出され、破綻(はたん)回避への期待感が高まった。このためドルは、一時93円65銭まで上昇。しかし「ビッグスリー救済への壁は高い、といった論調が多く聞かれ警戒感は根強い」(国内証券)との見方から上値は重く、下値では「オプションの防戦買いや、機関投資家による押し目買いが入った」(邦銀)ため、その後は93円前半で方向感なくもみ合った。
市場は「リスクをとる参加者がおらず、相変わらず株価動向にらみの展開」(同)だという。4日の米下院公聴会では、ビッグスリー首脳による証言も予定されるため「救済の動向を見極めようと、売買を見送る傾向が強い」(同)との見方があった。
4日には、ニュージーランド、ユーロ圏、英国と各国地域の中銀による政策金利発表も予定される。「(2日に)オーストラリア中銀が大幅利下げに踏み切ったため、他国地域もこれに続くとの期待感がある」(為替取引業者)との声が聞かれた。英中銀については、元金融政策委員会メンバーが前日の英紙インタビューで1.5%の利下げを予想している。
ユーロは対円、対ドルで売り買い交錯。午後5時現在、1ユーロ=118円44―48銭(前日午後5時、117円70―73銭)、1.2695―98ドル(同1.2616―19ドル)。(了)