時事通信社
ドル、一時92円台=リスク回避の円買い進む〔東京外為〕(2日午後5時)
2008年12月 2日(火) 17時9分
2日の東京外国為替市場におけるドルの対円相場(気配値)は、日米株価の急落を受けてリスク回避目的の円買いが進み、急落した。
午後5時現在は1ドル=93円26―29銭と前日(午後5時、95円06―09銭)比1円80銭の大幅ドル安・円高。
世界的な景気悪化懸念を背景に、比較的傷みが少ないとされる日本円を買う動きが強まった。ドルは早朝の海外時間で、一時10月下旬以来となる92円台後半を付けた。その後利食いのドル買い・円売りで反発したが上値は重く、夕方には再び一時93円を割り込むなど軟調に推移した。
2日午後、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が市場予想を上回る1%の大幅利下げを行った。発表後の反応が限定的だったことについて、市場では「各国地域で景気下振れが懸念される中で、豪利下げが世界経済に与える影響は大きくないとみなされたのだろう」(英系銀行)との見方があった。「豪州大幅利下げで他中銀も大幅利下げ、との思惑が生じやすい。世界経済動向への影響を考えると、4日の欧州中央銀行(ECB)理事会で大幅利下げとなれば相場の反応は大きそうだ」(同)という。(続)