時事通信社
ドル、95円台前半=ビッグ3の再建策に注目〔東京外為〕(1日午後5時)
2008年12月 1日(月) 17時5分
1日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米ビッグスリー(自動車大手3社)が議会に示す見通しの再建策の内容を見極めようと警戒感が広がる中、1ドル=95円台前半で上値重く推移した。午後5時現在は95円06―09銭と前週末(午後5時、95円30―33銭)比24銭のドル安・円高。
今週、オーストラリア中銀や欧州中央銀行(ECB)による追加利下げが予想される中、外貨を売って円を買う動きがやや優勢となり、ドル円も上値重い展開。手掛かり材料難から動意には乏しい流れが続いた。
市場では「GMの連邦破産法11条申請の可能性も報じられ、米景気の先行きが引き続き警戒されている」(英系銀行)との声が聞かれた。「ユーロ圏はインフレ指標が大きく低下しており、ECBも利下げに踏み切りやすい環境」(同)という。
また、「米ビッグスリーの経営問題はドル円の上値を抑えている。再建策が現実的であるかどうかがポイントで、それなりの内容とみられれば、ドル買いが誘われるだろう」(国内証券)との見方も聞かれた。「欧州の景気の減速感が特に厳しいが、朝方にはやや売られすぎの感もあった」(同)といい、ユーロドルは午後に入ってやや買い戻された。
ユーロは対円、対ドルで下落。午後5時現在は、対円で1ユーロ=120円55―61銭(前週末午後5時、123円28―33銭)、対ドルでは1.2683―86ドル(同、1.2937―40ドル)。(了)