時事通信社
ドル反発、105円台前半=金融不安、根強く〔東京外為〕(17日午後5時)
2008年 9月17日(水) 17時28分
17日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は反発した。過度の金融不安が和らぎ、ドルの買い戻しが優勢となった。ただ、金融不安は根強く、夕方には再びドルが売られる場面も見られた。午後5時現在は1ドル=105円19―22銭と前日(午後5時、103円71―74銭)比1円48銭のドル高・円安。
経営が危ぶまれていた米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が米連邦準備制度理事会(FRB)の救済を受け、ドルは106円台へ上昇。しかし、金融不安は消えていないとみる向きの多い欧州勢が夕方に参入すると、ドルは105円前半へ下落した。
AIG救済がひとまず決着し、市場では「うみはひとまず出し切った印象」(為替取引業者)との声があった。前日利下げに踏み切るとみられたFRBが金利を据え置いたものの、「反応がほとんど見られなかった」(同)。市場参加者は経済指標などを材料視せず、金融システム問題を注視しているようだ。
一方、「対主要通貨でのドルの強弱を計るドルインデックスを見ると、16日、17日ともにドルは買われている」(都銀)と、現在の状況は実際にはドル売りに向かっていないと分析する声も聞かれた。
ユーロは対円で急伸した。一方、対ドルでは「不動産市場が弱っている欧州で金融機関の経営不安が伝わってこないのはおかしいと、参加者が疑心暗鬼になっている」(同)といい、横ばいだった。午後5時現在、対円では1ユーロ=149円69―73銭(前日午後5時、147円64―67銭)、対ドルで1.4226―29ドル(同1.4239―42ドル)。(了)