時事通信社
ドル続落、106円台=米雇用統計前に警戒感〔東京外為〕(5日午後5時)
2008年 9月 5日(金) 17時5分
5日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)はドル売り・円買いが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、続落した。午後5時現在は、1ドル=106円50―53銭と前日(午後5時、108円33―36銭)比1円83銭の大幅ドル安・円高。
早朝のオセアニア市場でドル安・円高が進行したのを受けた。日本時間5日夜に発表される米雇用統計を前に、いったんドルを買い戻す動きが優勢となり、ドル円は106円台後半から107円台前半を中心とする水準でもみ合った。
市場では「前日の米民間雇用報告が弱い内容だったこともドル売りの背景」(国内シンクタンク)との見方があった。下落基調にあるユーロについては「前日のトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁がインフレと景気下振れの両方に警戒感を示したにも関わらず、市場は景気悪化に敏感に反応した。今後も上値は重そうだ」(同)とみられている。
また「米雇用統計が予想を下回れば、ドル円が1ドル=105円台後半を破って急落する懸念もある。その場合は105円ちょうどが次のサポート水準になる」(欧州系銀行)とドル安・円高を警戒する声が出ている。
ユーロは対円で急落。午後5時現在は1ユーロ=152円10―13銭(前日午後5時、157円48―51銭)、対ドルで1ユーロ=1.4280―1.4283ドル(同、1.4536―1.4539ドル)。(了)