2008年 7月23日(水) 23時54分
NY株、続伸=好調な企業決算と原油安受け〔米株式〕(23日午前)
【ニューヨーク23日時事】23日午前の米株式市場は、寄り付きでは売りに押されたが、その後原油相場の軟化や好調な企業業績を眺めて景気先行き懸念が後退し、続伸している。午前10時35分現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比50.48ドル高の1万1652.98ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は32.03ポイント高の2335.99。
この日は主な経済指標の発表はなく、主要企業の決算が相場の動向を左右している。前日引け後に米貯蓄貸付組合(S&L)大手ワシントン・ミューチュアルが3・四半期連続の赤字決算を発表。この日はボーイングが市場予想を下回る減益決算を計上したほか、米会員制量販店大手コストコが業績見通しを引き下げた。これらが弱材料視され、企業業績懸念の高まりに寄り付きは売りが先行した。
ただ、マクドナルドやAT&T、ファイザーの市場予想を上回る増益決算を受けて徐々に買いが膨らんだ。ヤフーは前日の取引終了後に減益決算を発表したものの、強気な業績見通しを示したことが好感されて買いを誘い、ハイテク株はつれ高に。
また、朝方の原油先物相場は、メキシコ湾を移動中のハリケーン「ドリー」による石油関連施設への影響は限定的との見通しやドル高を受けて軟化している。このため、インフレ更新懸念が和らいだことで相場を支えている。
市場は午後の米地区連銀景況報告(ベージュブック)の発表を控え、様子見ムードも高まりつつある。
個別銘柄では、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)や連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が大幅高。金融株とハイテク株はおおむね堅調。ボーイングやキャタピラーなど資本財関連株が下落。(了)