2008年 5月16日(金) 17時13分
ドル、104円台前半=米経済の先行き懸念背景〔東京外為〕(16日午後5時)
16日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米経済の先行き懸念を背景に続落した。午後5時現在は1ドル=104円23―26銭と前日(午後5時、104円75―85銭)比57銭のドル安・円高。
前日発表の米鉱工業生産が市場予想を下回ったことや、内閣府が朝方発表した1―3月期の国内総生産(GDP)が予想を上回ったことを受け、ドル売り・円買いが先行。午後には投資家が日経平均株価の軟化を横目にリスク回避姿勢を強めたことでドル売りが誘われ、ドル円は104円台前半に取引水準を下げる展開となった。
市場では「ドル円は依然、3月に記録した95円台の安値から値を戻す流れにあるが、半値戻し水準の1ドル=105円20銭近辺を上方突破できなかったことで、参加者の失望売りが誘われており、一時的な調整局面にある」(欧州系銀行)との見方があった。「日経平均の軟化に加え、中国大地震でアジア経済への見方が下振れしていることも投資家のリスク回避姿勢を強めているのではないか」(英系金融機関)との声も聞かれた。
日本時間16日夜には4月の米住宅着工件数が発表されるが、「低調であれば、ドル売りが進む可能性が高い」(米系証券)と予測する声が出ている。
ユーロは対円、対ドルで下落。午後5時現在は1ユーロ=161円51―55銭(前日午後5時、162円69―72銭)。対ドルでは1ユーロ=1.5494―1.5497ドル(同、1.5521―1.5524ドル)。(了)