2008年 5月16日(金) 23時27分
反落=原油高嫌気した売り優勢〔米株式〕(16日午前)
【ニューヨーク16日時事】週末16日午前の米株式市場は、原油相場の急伸や消費者景況感の悪化を示す経済指標を眺め、売り優勢の展開になっている。午前10時16分現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比31.27ドル安の1万2961.39ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は16.74ポイント安の2516.99。
この日の原油先物相場は、ディーゼル燃料の需給逼迫(ひっぱく)懸念を背景に、立会取引開始後の時間外取引で127ドルを突破、史上最高値を3日ぶりに更新した。その後も騰勢は衰えず、高値圏で取り引きされている。これを受け、企業業績の悪化や個人消費の減退に対する警戒感が一段と強まり、相場を圧迫している。
また、5月のミシガン大学消費者景況感指数(暫定値)は市場予想を下回り、消費者を取り巻く環境が依然厳しいことが示されて売りが膨らんだ。
一方、商務省発表の4月の住宅着工件数が年換算で前月比8.2%増の103万2000戸と市場予想を大幅に上回り、2年3カ月ぶりの増加を記録した。これを受けて住宅市場の先行き懸念が和らぎ、相場を下支えしている。
個別銘柄では、サイト利用者数で初の首位を獲得したと報じられたグーグルが小幅上伸。2位のヤフー、3位のマイクロソフトはともに売りを浴びている。シティグループやJPモルガン・チェースなど金融株は軟調。ボーイングやゼネラル・エレクトリック(GE)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)も下げている。(了)