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時事通信社
2008年 5月14日(水) 17時11分

ドル105円台前半=米経済先行き悲観論が後退〔東京外為〕(14日午後5時)

 14日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は米国経済先行きに対する過度な悲観論の後退でドル買い・円売りが進んで反発し、104円台後半から105円台前半に上昇し取引された。午後5時現在は1ドル=105円15―18銭と前日(午後5時、103円60―63銭)比1円55銭のドル高・円安。
 4月の米小売売上高が自動車を除いて堅調だったことを受け、ドルが幅広い通貨に対して買われた。ドル円は日経平均株価の底堅い推移も横目に、午前から昼すぎにかけて104円台後半でもみ合った後、欧州勢が参入した夕方に105円台前半に水準を上げて取引された。
 市場では「米政府が緊急景気対策を打ち出したことで、消費者心理に好影響が及んでいるようだ。ファンドのドル買い需要も旺盛で、ドル円は下値を徐々に切り上げつつある」(欧州系銀行)との声があった。「14日発表の米消費者物価指数(CPI)の強い内容を予想する見方が多いが、105円台半ばの水準では売り圧力が意識され、上値は重くなりそうだ」(同)という。
 また「米CPIの上昇が判明すれば、年末までをめどとする米利上げの観測が強まり、ドル買いに寄与しそうだ」(英系銀行)との見方も聞かれた。「同指数はインフレ関連指標ではあるが、市場の米経済に対する関心は景気後退懸念が和らぐ過程にあることに向けられており、上昇が確認されても、スタグフレーション(不況下の物価高騰)懸念の強まりには及びにくいだろう」(同)との予測が出ている。
 ユーロは対円で上昇。午後5時現在は1ユーロ=162円07―10銭(前日午後5時、160円85―88銭)。対ドルでは下落し、1ユーロ=1.5413―1.5416ドル(同、1.5524―1.5527ドル)。(了)


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