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時事通信社
2008年 5月 9日(金) 15時25分

先物につられ下げ幅拡大〔東京株式〕(9日、続き)

 過熱感から上げが一服した前日の地合いを引き継ぎ、終日軟調な展開となった。前日の米国株が反発したほか、5月きりオプションの特別清算指数(SQ)算出に伴うプログラム売買も買い越し観測となったため、朝方に小安く始まった後、プラス圏を回復する場面もあった。ただ、その後は買いが手控えられ、東京市場に遅れて始まったアジア主要市場も軒並み安となったため、前場終盤からは指数先物の下げに引きずられる形でじり安推移をたどった。
 市場では、「前場中盤以降、複数の通貨との比較によるドルの相対的な価格が下落し、株売りにつながった」(大手証券)との指摘も聞かれた。前日に発表されたトヨタの今期大幅減益予想の背景にも為替差損があるだけに、為替動向には敏感だったようだ。
 来週発表される1―3月期の日本の国内総生産(GDP)速報は、実質年率2.9%増と高い伸びが市場で予想されているが、「新興国向けを中心とした輸出増がけん引しており、為替が円高に振れれば伸びは鈍る構造」(同)。今週初めまでの上昇で日経平均のレンジは一段切り上がった形だが、上値を追う材料は乏しく、来週も値固めが続きそうだ。(了)


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