2008年 4月30日(水) 17時5分
ドル続落、104円近辺=米先行き不透明感で〔東京外為〕(30日午後5時)
30日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は米景気の不透明感が改めて注目され、ドル売り・円買いが進んで続落した。
午後5時現在は1ドル=104円04―07銭と前営業日(午後5時、104円56―59銭)比52銭のドル安・円高で推移している。
弱い内容の米住宅関連指数などを材料にドル売り・円買いが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、ドル売りが先行。30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で利下げ休止が示唆されるとの観測を背景に、昼すぎまではドルが下げ幅を縮小し、一時104円台前半で取引された。しかしその後、日経平均株価の軟化を横目に投資家がリスク回避姿勢を強化、その後、再びドル売り圧力が強まり、一時103円台後半を中心にもみ合ったものの、結局104円台挟みに戻った。
市場では「日銀の展望レポートが国内の景気先行きを従来以上に慎重に見通す内容となったことで投資家はリスクを取りにくくなり、ドル売り・円買いが誘われた」(欧州系銀行)との見方が聞かれた。FOMC後の値動きについては「市場は0.25%の利下げ幅を既に織り込んでおり、政策発表後は米景気への悲観的な見方が強まり、じわじわと売り圧力が強まる可能性もある」(同)と予想する声があった。
また「大型減税だけで米景気回復が順調に進むと予想する向きは少ない」(米系銀行)との指摘もあった。「FOMC後は週末の雇用統計を見極めようとの空気が強まり、ドルの上値は重くなりそうだ」(同)という
ユーロは下落。午後5時現在、対円で1ユーロ=161円94―97銭(前日午後5時、163円40―47銭)、対ドルで1.5571―74ドル(同、1.5633―1.5636ドル)。(了)